真の自己肯定感
最近、ようやく自己肯定感というものが理解できてきた気がする。
以前は自信がありそうな人間はみんな自己肯定感が強いと思っていたが、
それは大きな間違いだった。
例えば、少し前に流行ったインスタ映え。ああいう人種は自分のことが大好きで
自信に満ちているように見えるが、実はありのままの自分を受け入れられていない。
自分で自分のことを愛せないので、「他人に愛してもらおう、評価してもらおう」
という気持ちでいっぱいなのだ。承認欲求の塊である。
他人の評価がすべてなので実際の自分より大きく見せることに必死になり、
それが自信たっぷりに見えるというわけ。
もちろん昔の私も例外なくインスタ映えを気にするタイプの人間であった。
当時、水商売をしていたので、お客さんに連れて行ってもらった
高級レストランや高いお酒の写真を嬉々として載せていたし、
人から綺麗だね、おしゃれだね、イケてるねと言われるように
躍起になっていた。
はたから見ると華やかな生活のように見えるが
内心はいつも孤独感や虚無感に見舞われ、むなしい毎日を送っている
さみしい女だった。
しかし今はどうだろう。
昔と比べると華やかさのかけらもないような生活なのだがすごく幸せだ。
毎日愛犬と地元の公園を散歩し、たまに山に登り、
見た目はすっかりおばさんになってしまったけど、それでも幸せなのだ。
「お金がいないとダメ、ブランドじゃないとダメ、きれいじゃないとダメ
他人に評価されてないとダメ、男性に愛されてないとダメ」
20代まで縛られ続けていた呪縛からやっと解放された。
大きな挫折と心理学を学んだことで大切なことに気づけた訳だけど、
私の自己肯定感がどうして低くなったのか、その原因は母親にある。
ちなみに母との折り合いは未だについていない。
このことはまた次回。